2009/11/12からのアクセス回数 14555
sageでのグラフの使い方について、説明します。
レファレンスマニュアル を参考にしながら見てください。
計算結果の表示の他に、補足説明などのために基本図形を表示したい場合があります。 以下によく使う基本図形
を示します。
円は以下のように表示します。 circle((座標), 半径) circleの例を以下に示します。座標は原点(0, 0)、半径は1です。
sage入力:
circle((0,0), 1)
次に文字列textです。表示する文字列には、$で囲んでlatexの数式を表示することもできます。残念ながら日本語は文字化けしてしてしまいます。
textは以下の形式で使用します。文字列の中心が指定した座標になるようにプロットされます。
text(文字列, (座標))
textの例を以下に示します。原点近くで日本語文字が化けています。
sage入力:
text('test', (1, 1)) + text('$f(x) = x^2 + 1$', (0.5,0.5))+text('テスト', (0,0))
線(line)は、指定された座標のリストを線で結びます。 lineの使い方は、簡単です。
line([(開始座標), (終了座標)])
これまで、説明しないで使ってきた点(point)です。
point((座標), オプション属性(pointsize, rgccolor, facetedがよく使われます))
以下に例を示します。日本語が使えないため、タイトルをhtml関数で先に表示し、その後に図形を表示します。 show関数で表示領域を指定し、すべての図形が表示されるようにします。
sage入力:
html('<center>テスト</center>') c = circle((0.5,0.5), 1) l = line([(0,0), (1, 1)]) pt = point((0.5, 0.5), rgbcolor='white', pointsize=30, faceted=True) (c + l + pt).show(xmin=-1, xmax=2)
polygon関数を使うとリストで指定した座標の図形を塗りつぶします。
sage入力:
polygon([(0,0), (1,1), (0,1)])
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