2015/06/06からのアクセス回数 15744
Scratchは、子供でもプログラムを楽しめるプログラム言語です。MITのメディアラボで開発されました。
TEDで行われたScratchの紹介です。
今回は、ArduinoでScratch風のプログラムを体験できる以下の2つのフリーソフトを紹介します。
S4AはScratchの派生で、Arduinoのプログラムが簡単にできるようにしたものです。
以下にMacとWindowsのダウンロードリンクを示します。
S4Aをアプリケーションフォルダーにコピーします。 Macの場合には、S4A16.dmgをダブルクリックし、S4AアイコンをApplicationsフォルダーにドラッグします。
S4Aを動かすには、Arduinoにファームウェアと呼ばれるソフトのインストールが必要です。 以下のZIPファイルをダウンロードし、展開してArduinoのプロジェクトファイルが あるディレクトリ(Macなら書類/Arduino)に入れてください。
次にArduino IDEを起動して、S4AFirmware16をお手持ちのArduinoに書き込んでください。
Arduinoとブレッドボードで以下の様に配線をします。
S4Aを起動し、button_led.sbを読み込みます。
S4AのサイトのButton and LEDのサンプルコード(button_led.sb)は、SensorのDigitalピン番号が間違っているので、以下のファイルを使ってください。あるいは、手でサンプルスクリプトのように直してください。
スクリプトタグには、以下の様なスクリプトが表示されます。
次にbutton_ledの枠の緑の旗をクリックするとスクリプトが動き出します。 タクトスイッチを押すとLEDが点灯し、離すとLEDが消えます。 注意深く見るとタクトスイッチを押したときにDigital2がfalseからtrueに変わるのが分かります。
実際にS4Aを動かしているところ
S4AはパソコンでS4Aを動かさないとArduinoが動かないのに対して、 ArduBlockは通常のArduinoのスケッチと同様に、Aduino単独で動かすことができます。
最新の1.8.xのArduino IDEではArduBlockは動作しません。Arduino 1.6.4をご使用ください。(2017/11/12)
以下のURLのDOWNLOAD Ardublockをクリックして、ardublock-all-xxxxxx.jarをダウンロードします。
ユーザのスケッチの置き場(Macならユーザの書類/Arduino)にtools/ArduBlockTool/toolのディレクトリを 作成し、そこにardublock-all-xxxxxx.jarを入れます。
次にArduino IDEを起動すると、ツールメニューにArduBlockが追加されています。
次にArduBLockを選択すると以下の様な画面になります。
S4Aのサンプルと同じ例題をArduBlockで作った例arduBlk_Button_LED.abpを読み込みます。
以下の様なスクリプトが表示されます。
次に「アップロード」ボタンを押すと、スクリプトがArduinoに書き込まれます。 個人的には、S4AよりもArduBlockの方が簡単だと思います。
皆様のご意見、ご希望をお待ちしております。勉強会で分からなかったこと等、お気軽に問い合わせて下さい。
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