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2011/09/18からのアクセス回数 7689

CMS(コンテンツサーバ)の各記事にふさわしい広告を表示する実験と Sageの公開サーバを構築するために、さくらのVPSを使うことにしました。

ここでは、VPSの申し込み直後から最低限必要な設定

さくらコントロールパネル

さくらのVPSを申し込むと、「さくらコントロールパネル」のURLとIPアドレス、パスワードが送られてきます。

VPSの初期画面は以下のようなものです。

さくらVPSコントロールパネル.png

何の準備もなく、いきなりサーバを起動するのは危険です。 必要最低限のセキュリティ対策を整えてからはじめましょう。

テンプレートの必要性

少し調べて見ましたが、さくらのサイトには、VPSサーバ構築の情報は提供されていませんでした。 ユーザが何の対処もしないでVPSサーバを起動した場合、セキュリティーの甘いサーバが多数現れることが予想されるため、サーバテンプレートを提供する等の策を講じたが良いと思われます。

Googleで検索したところ、色々な方がさくらのVPSの構築方法を紹介されていますが、 ここでは、独断と偏見で参考になるサイトを紹介し、私の取った設定方法について説明します。

参考にしたサイト、

です。

管理者アカウントの作成

「さくらコントロールパネル」「起動」ボタンを押して、サーバを起動します。

続いて、「リモートコンソール」ボタンを押して、リモートコンソールを表示します。

改行キーを押すとloginプロンプトが表示されますので、rootとさくらから送られたパスワードを入力します。

remote_console.png

rootパスワードの変更

最初にrootのパスワードを自分の覚えやすいものに変更します。

# passwd 

管理者アカウントの作成

インターネットと直接つながったサーバなので、

ことを原則します。

まず、管理者用のアカウントを作成します。

# useradd 管理者アカウント
# passwd 管理者アカウント

suコマンドの使用をwheelグループに限定します。

# cp /etc/pam.d/su /etc/pam.d/su.org
# vi /etc/pam.d/su
以下の行のコメント(#)を外す
# auth required pam_wheel.so use_uid

これで、wheelグループ以外のユーザがsuコマンドを使用すると

$ su
su: incorrect password

のエラーが表示され、suコマンドが使えなくなります。

どうしても管理者アカウントにsuコマンドの使用を許したい場合には、

# usermod -G wheel 管理者アカウント

としてください。

sudoの設定

管理者にsudoコマンドの使用を許可するために以下の行を追加します。

# visudo
管理者アカウント    ALL=(ALL)       ALL	

これで、管理者アカウントの設定は完了です。rootアカウントをログアウトし、管理者アカウントでログインします。

SSHの設定

SSHの設定ポリシーは、

とします。

まず、管理者アカウントにSSH用のディレクトリを作成します。

$ mkdir .ssh

クライアントの公開鍵の転送

クライアント側のホームディレクトリに.sshが存在しない場合、

$ ls -a

で.sshが表示されない時には、クライアント側の公開鍵を作成します。

$ ssh-keygen -t rsa

作成された公開鍵をVPSサーバに転送します。 *1

$ scp .ssh/id_rsa.pub 管理者アカウント@サーバアドレス:/home/管理者アカウント/

サーバ側のSSH設定

サーバに戻って、

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(Input image string)

*1 SCPの認証はデフォルトのパスワード認証を使っています。

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