Arduino勉強会

2015/01/25からのアクセス回数 5821

バッテリーシールドを作る

作って遊べるArduino互換機 でも最初に紹介されているのがバッテリー(移動用電源)シールドです。

これまであまり必要性を感じていなかったのですが、作ってみると「あると便利だなぁ」 と感じました。

battery_shield_I2cLCD.png

バッテリーシールドの回路を 作って遊べるArduino互換機 図5−4から引用します。

battery_shield_sch.png

必要な部品

lbeDuinoは、3.3Vで動くので、HT7750Aの代わりにHT7733Aを使用しました。 データシートの回路はHT7750Aと同じでした。

品名秋月コード数量備考
DC/DCコンバータ HT7733AI-0279914個入り
整流用ショットキーダイオード 1S4I-001271
電解コンデンサー47μFP-031201
電解コンデンサー22μFP-031771今回は10μFを2個で代用
積層セラミックコンデンサー0.1μFP-04064110個入り
小型スライドスイッチP-0273614個入り
インダクター(47μH1.2A)P-0404714個入り
電池ボックス 単4x2本用P-022451
ピンソケット 1x6C-040452
ピンソケット 1x8C-040462
両面スルホール・ガラス・ユニバーサル基板 CタイプP-001891

テクノペンで配線

lbeDuinoをユニバーサル基板のCタイプと同じサイズにしたのには、 テクノペン を使って配線したいと考えていました。 *1

秋月から両面スルホール・ガラス・ユニバーサル基板の画像をダウンロードし、プリンターで印刷した紙に回路を 描いて、テクノペンで同じようになぞって、ドライヤーで乾燥(稼働中のファンヒーターで代用)すると基板の完成です。

technopen.png

部品を付けたバッテリーシールド

基板に部品をハンダ付けして、完成したバッテリーシールドです。

battery_shield.png

電池1本でも大丈夫

データシートに0.7Vから変換するとあったので、電池1本で試してみました。

当たり前ですが、ちゃんと3.3Vがでています。これなら電池付きの試作に使えます。

one_battery.png

I2C LCDとボタンの入出力シールド

lbeDuinoの基板では、通常のLCDは載らないので、 ストロベリーリナックスのI2C LCD を使って入出力シールドを作ります。 *2

必要な部品は以下の通りです。 *3

品名秋月コード数量備考
I2C低電圧キャラクタ液晶モジュール(16x2行)1ストロベリーリナックス
タクトスイッチ(白)P-036481
タクトスイッチ(黒)P-036471
抵抗4.7KΩR-254722100本入り

ピン配置

最初に部品の配置と接続するピンを決め、ジャンパーする線を探します。 以下のスケッチの青線がジャンパー線です。

I2cLCDShield_sketch.png

ブレッドボードで動作を確認

回路が正しく動くかブレッドボードで確認します。

I2cLCDShield_brd.png

テストに使うプログラムI2cLCDShield.cppは、以下の通りです。

#include "lbed.h"
#include "AQCM0802.h"

// D13番ピンにLEDを接続
DigitalOut     led(D13);
// D8番ピンSDA, D9番ピンSCL
AQCM0802     lcd(D8, D9);
// タクトスイッチ
DigitalIn     sw1(D2);
DigitalIn     sw2(D3);

void setup() {
     sw1.mode(PullUp);
     sw2.mode(PullUp);
     lcd.setup();
     lcd.print("I2C LCD");
}

void loop() {
     led = !led;
     lcd.locate(0, 1);
     if (!sw1) {
          lcd.print("SW1 On ");
     }
     else if (!sw2) {
          lcd.print("SW2 On ");
     }
     else {
          lcd.print("All Off");
     }
     wait_ms(1000);
}

ユニバーサル基板の配線パターン

次に秋月の両面ユニバーサル基板の画像に配線図を書き込みます。

I2cLCDShield_pattern.png

部品を載せて完成

テクノペンで描いた配線の上から部品の載せます。 タクトスイッチを押すと下の行にSW1 Onと表示します。

I2cLCDShield_Test.png

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*1 テクノペンは、冷蔵庫で保管して下さい
*2 変換基板でユニバーサル基板で使えるようになっているのがありがたい
*3 抵抗は、470Ω、1KΩ、4.7KΩ、10KΩを買っておくと便利です

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