Arduino勉強会

2015/11/23からのアクセス回数 3327

トランジスタを使った振動モータの駆動方法

2015/11/14の勉強会で九曜さんから質問のあったトランジスタを使った振動モータの駆動方法を ブレッドボードで確認しました。

2SC1815のピンは、底から見た図で、ECBのピン配置です。

2SC1815_bot.png

NPN型のトランジスタの場合、コレクタ側にモーターを接続します。 以下の実験では、起電流によるトランジスタの損失を防ぐダイオードは省略しました。

Fig.2.4.png

最小起動電圧が2.3Vなので、駆動電圧を2.5Vとすると\(V_{BE}\)= 0.6Vなので、 ぎりぎりの電圧となります。そこで、増幅率を100とし、2.2KΩの抵抗をつなげると ベース電流=(3.3V - 0.6V)/2.2KΩ = 1.2mAとなり、120mAの駆動電流を流すことが できます。

使用範囲2.5~3.5V
最小起動電圧2.3V
標準電流100mA

kuyou_Q.png

九曜さんの質問

九曜さんの質問を取り違えていました。

「タクトスイッチをオフにしてもモータが少し振動してしまうのは何故か} でした。

九曜さんの回路は、以下の図の赤枠のプルダウン抵抗が入っていない状態でした。

motor_brd.png

九曜さんのスケッチ以下のように10ピンを振動モータ制御に、11ピンをタクトスイッチの入力使っています。

int sw_pin = 11;
int out_pin = 10;

void setup() {
  pinMode(sw_pin, INPUT);
  pinMode(out_pin, OUTPUT);
}

void loop() {
  if (digitalRead(sw_pin) == HIGH) {
    digitalWrite(out_pin, HIGH);
  }
  else {
    digitalWrite(out_pin, LOW);
  }
}

原因は、プルダウン抵抗が入っていなかったために、オフの状態が不安定となり モータが振動していたものと思われます。

タクトスイッチのpin11とつながっているところに10KΩの抵抗を入れ、 GNDと接続することで解決しました。

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