Arduino勉強会

2015/06/06からのアクセス回数 15226

Scratch

Scratchは、子供でもプログラムを楽しめるプログラム言語です。MITのメディアラボで開発されました。

TEDで行われたScratchの紹介です。

今回は、ArduinoでScratch風のプログラムを体験できる以下の2つのフリーソフトを紹介します。

S4A

S4AはScratchの派生で、Arduinoのプログラムが簡単にできるようにしたものです。

shot01.png

S4Aのインストール

以下にMacとWindowsのダウンロードリンクを示します。

S4Aをアプリケーションフォルダーにコピーします。 Macの場合には、S4A16.dmgをダブルクリックし、S4AアイコンをApplicationsフォルダーにドラッグします。

install_S4A.png

S4Aを動かすには、Arduinoにファームウェアと呼ばれるソフトのインストールが必要です。 以下のZIPファイルをダウンロードし、展開してArduinoのプロジェクトファイルが あるディレクトリ(Macなら書類/Arduino)に入れてください。

次にArduino IDEを起動して、S4AFirmware16をお手持ちのArduinoに書き込んでください。

ブレッドボードの配線

Arduinoとブレッドボードで以下の様に配線をします。

Example_Btn_LED.png

S4Aを起動

S4Aを起動し、button_led.sbを読み込みます。

S4AのサイトのButton and LEDのサンプルコード(button_led.sb)は、SensorのDigitalピン番号が間違っているので、以下のファイルを使ってください。あるいは、手でサンプルスクリプトのように直してください。

スクリプトタグには、以下の様なスクリプトが表示されます。

S4A_script.png

次にbutton_ledの枠の緑の旗をクリックするとスクリプトが動き出します。 タクトスイッチを押すとLEDが点灯し、離すとLEDが消えます。 注意深く見るとタクトスイッチを押したときにDigital2がfalseからtrueに変わるのが分かります。

S4A_Arduino.png

実際にS4Aを動かしているところ

th_Run_Example_Btn_LED.jpg

ArduBlock

S4AはパソコンでS4Aを動かさないとArduinoが動かないのに対して、 ArduBlockは通常のArduinoのスケッチと同様に、Aduino単独で動かすことができます。

最新の1.8.xのArduino IDEではArduBlockは動作しません。Arduino 1.6.4をご使用ください。(2017/11/12)

ArduBlockのインストール

以下のURLのDOWNLOAD Ardublockをクリックして、ardublock-all-xxxxxx.jarをダウンロードします。

ユーザのスケッチの置き場(Macならユーザの書類/Arduino)にtools/ArduBlockTool/toolのディレクトリを 作成し、そこにardublock-all-xxxxxx.jarを入れます。

次にArduino IDEを起動すると、ツールメニューにArduBlockが追加されています。

Tool_menu.png

次にArduBLockを選択すると以下の様な画面になります。

ArduBlock_Win.png

S4Aのサンプルと同じ例題をArduBlockで作った例arduBlk_Button_LED.abpを読み込みます。

以下の様なスクリプトが表示されます。

ArduBlk_script.png

次に「アップロード」ボタンを押すと、スクリプトがArduinoに書き込まれます。 個人的には、S4AよりもArduBlockの方が簡単だと思います。

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