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2009/05/20 からのアクセス回数 11338

サンプルプログラム

組み込みソフトで最初のプログラムは、いつもLEDの点滅です。 Interface 2009/5月号では、LEDの点滅プログラムに割り込みを使っていましたが、 これは大きなルール違反です。

最初のプログラムは、できるだけシンプルにし、最低限の設定にしないとうまく動かなかった 時に、原因の切り分けが難しくなります。

今回のプログラムは、 nandさんのテストプログラム を参考に、Olimex のサイトにあった LED を点滅させるプログラムから、crt0.S, リンクコマンドファイル を修正し、必要最低限にカットしました。

Eclipseプロジェクトの作成

最初に、Eclipseに組み込み用Cのプロジェクトを作成します。 File->New->C Project...を選択するか、図の用に右クリックでC Project...を選択します。

eclipse-1.jpg

次にProjectnmae:にプロジェクト名を入力します。ここでは、sam7s-t0としました。 Project type:として、Makefile projectのEmpty Projectを選択し、-- Other Toolchain --を選択して Finishボタンを押します。

eclipse-2.jpg

プロジェクトができたら、filesrc.zipを解凍し、srcフォルダ以下のファイルをプロジェクトにドラッグします。

ファイルの説明

srcディレクトリには、以下のファイルが含まれています。

main.c

main.cは、非常にシンプルです。 PIO_PER, PIO_OERを設定し、2個のLEDを交互に点滅するために、PIO_CODR, PIO_SODRを設定し、 delayで時間間隔をとります。

#include "AT91SAM7S64.h"

#define	DELAY_COUNT	5769	// for 18.432MHz (original 6000000 for 48MHz)
void delay(int n);

int main() {
	AT91C_BASE_PIOA->PIO_PER = (1 << 17) | (1 << 18);
	AT91C_BASE_PIOA->PIO_OER = (1 << 17) | (1 << 18);

	for (;;) {
		AT91C_BASE_PIOA->PIO_CODR = (1 << 18);
		AT91C_BASE_PIOA->PIO_SODR = (1 << 17);
		delay(DELAY_COUNT);
		AT91C_BASE_PIOA->PIO_SODR = (1 << 18);
		AT91C_BASE_PIOA->PIO_CODR = (1 << 17);
		delay(DELAY_COUNT);
	}
}

void delay(int n) {
	while (--n)
		;
}

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