2008/09/25からのアクセス回数 8169
SunSPOTを使った用途を考えていたときに、MITの石井さんが提唱されている Tangibleが浮かんだ。認識範囲の短いICTagは、ある地点の道しるべになり、値の読み取り 書き込みができるのでおもしろいことができると思った。
Tagibleの本家の例
http://tangible.media.mit.edu/projects/sensetable/
小型で電子工作の容易なICTagリーダライターとして、大信機器のHF-04SRを使うことにしました。
http://www.daishin-kiki.com/products.html
価格も1万円程度で、3.3VでRS-232C/TTLレベルで通信できるところも魅力です。 最近はもっと小さなリーダも見つけた(http://www.neotechkno.co.jp/nt7c/index.html)
HF-04SRの対象とするICTagは、ISO15693とMifare規格に対応しており、このなかでI Code SLIの タグを使うことにしました。
ICTagの広告でトップにでてくるリンテック株式会社に問い合わせたところ、ICTagの販売は1枚200円で 最低でも100枚単位でないと出荷できないとのことでした。
http://www.lintec.co.jp/e-dept/britem/ictag/products/tsdc_ts.html
営業の方のご厚意でサンプルタグを送ってもらい、HF-04SRでの読み取り確認できました。
いきなりSunSPOTと接続するのは大変なので、シリアル接続でターミナルから操作しました。
TTLレベルのRS-232C通信をテストする場合、レベルコンバータとUSB-シリアル変換モジュールが 必要ですが、秋月のAE-UM232R-は、USBから電源(5V, 3.3V)を供給し、買ってすぐにブレッドボード に接続できるすぐれもの(これで950円はやすい!)。
私の使っているMacOSXからシリアル接続できるデバイスは少ないのですが、
は、MacOSX用のドライバーを公開しているそうです(http://www.zone0.ne.jp/2006/osxserial01.html参照)。
FT232BM用のドライバーをFuture Technology Devices International Ltd.- からFTDIUSBSerialDriver_v2_2_10.dmgをダウンロードしました。
Tiger以降でないとだめみたいですから注意してください。
MacOSXで使えるターミナルソフトは、Jerminalを使用することにしました。 先ほどの参照ページのJerminal8095.dmgをダウンロードしました。
ターミナルからJerminal(jermコマンド)を以下のオプションで起動します。
$ jerm -b 38400 -p none -d 8 -s 1 /dev/cu.usbserial-A5002yHm
最後の/dev/cu.cusbserial-xxxxxxは、機種によって変わります。
接続が完了すると以下のような表示でます。
Jerminal v0.8095 Copyright (C) 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005 candy Type "Ctrl-M ~ ." to exit. ispeed 38400 ospeed 38400 +IGNBRK -BRKINT -IGNPAR -PARMRK -INPCK -ISTRIP -INLCR -IGNCR -ICRNL -IXON -IXOFF -IXANY -IMAXBEL -OPOST -ONLCR -OXTABS -ONOEOT cs8 -CSTOPB +CREAD -PARENB -PARODD +HUPCL +CLOCAL -CCTS_OFLOW -CRTSCTS -CRTS_IFLOW -MDMBUF -ECHOKE -ECHOE -ECHO -ECHONL -ECHOPRT -ECHOCTL -ISIG -ICANON -ALTWERASE -IEXTEN -EXTPROC -TOSTOP -FLUSHO -NOKERNINFO -PENDIN -NOFLSH
ICTagリーダライターとの接続を確認するために、ICTagリーダライターのバージョン表示コマンド(V [CR]) を入力すると、
15693 V03.07
めでたく、ICTag 15693に対応した V03.07であることが表示されました(めでたしめでたし)。
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