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2008/01/11からのアクセス回数 &counter;

* アイロンを使ったプリント基板の作成 [#n1a9c478]
 小さな基板に対してeagleを使ってプリントパターンを作成した場合、感光基盤を小さく切断するのは難しい。
そこで、銅箔板にアイロンを使ってパターンを転写するPress-n-Peel Blueというシートを使用する。
「アイロン」と「プリント基板」でGoogleを検索すると次のページが見つかる。

http://www.try-net.or.jp/~el_dream/clock/seven_a/clock1/TransferFilm.html

 私は、Techniks. Incに直接注文して、英文レターサイズ20枚入り$30(+送料$21.42)を注文した。注文して1週間で届いた。

 日本でも『有限会社スマイルトレーディング』で取り扱っているが、1枚500円と割高である。
http://www.pcb-materials.com/

また、Press-n-Peel Blueの使い方が日本語で詳しく掲載されているサイトも
http://www.smiletrading.com/PnP/Pnp.htm
ある。

 I.Tさんのように基板に合わせてPress-n-Peel Blueを細かく切って使えば、感光基板よりも経済的で簡単です。

** プリントパターンをPress-n-Peel Blueに印刷 [#yf7b8db9]
 eagleのフリー板で作成できる大きさは100mm×80mmです。
感光基板では、サンハヤトの10Kとほぼ同じサイズです。
# Eagleで作成したプリント基板パターンをA5サイズに印刷する
# 同じサイズの紙に基板よりも1cm程度大きめに切ったPress-n-Peel Blueをざらざらした面が印刷面になるようにスコッチテープで貼りつけ、レーザープリンタで印刷する
注意)印刷面を銅箔面に転写するので、プリントパターンをミラー転写して印刷する

&ref(image096.jpg);

** アイロンで転写 [#r335a94e]
# 銅板の指紋を洗剤とステンレスたわしで落とす

&ref(image097.jpg);

# 印刷面を銅箔板の基板に直接接するように合わせ、スコッチテープで動かないように仮止めする
# スチームのない、家庭用アイロンで中温から高温の温度に設定し、1分から数分押さえる(基板のサイズによって変化する)

&ref(image098.jpg);

# 少しさめたら、冷水で基板を冷やし、Press-n-Peel Blueを剥がす

&ref(image099.jpg);

後は、エッチングを行い、

&ref(image100.jpg);

になる。
少しずれているが、初めてにしては上出来である。

** コメント [#u8b30a60]
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皆様のご意見、ご希望をお待ちしております。
- 今は専用のシートがあるんですね。その昔、OHPシートに印刷したトナーのアイロン転写を試みましたが、なかなかうまくいかずに断念しました。15年ほど前です。 -- [[やまけん]] &new{2009-09-17 (木) 09:47:33};
- ちょっと高いですが、細かく切って使えば、蛍光基板を使うより安いです。 -- [[竹本 浩]] &new{2009-09-17 (木) 13:14:46};


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