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Userinterface BuilderのXIBファイルを使ったテストは、iPhone SDKの単体テスト機能では上手く動作しません。

ここでは、もう一つの単体テストツールであるGoogle Tool for Mac(GTM)を使った方法を説明します。
GTMでは、iPhone Simulatorを起動しますので、起動は若干遅くなりますが、通常のiPhoneアプリケーションとして作成されますので、デバッグも簡単です。

** GTMの準備 [#zbadee89]
*** ソースのダウンロード [#s5872fd4]
SVNを使ってソースをダウンロードするので操作は簡単です。ここでは$HOME/local/GTM以下にダウンロードします。

#pre{{
$ mkdir -p ~/local/GTM; cd ~/local/GTM
$ svn checkout http://hamcrest.googlecode.com/svn/trunk/ hamcrest-read-only
}}

iPhone単体テストの構築方法は、Googleの以下のサイトを参照しました。

http://code.google.com/p/google-toolbox-for-mac/wiki/iPhoneUnitTesting

*** 使い方 [#r01a085e]
ソースの内、iPhoneの単体テストで使用するのは、以下のファイルです。

&ref(GTM_list.png);

これをGTMIPhoneUnitTestディレクトリィにコピーし、単体テストを行うプロジェクトにコピーします。((すぐに使いたい方は、以下のファイルを解凍してご使用ください。&ref(GTMIPhoneUnitTest.zip); ))


- グループとファイルでプロジェクト名を右クリックして、「追加」→「既存のファイル」で「GTMIPhoneUnitTest」を選択し、追加します。

- 次にターゲットを右クリックで「追加」→「新規ターゲット」で「Cocoa Touch」の「Application」を選択し、次へボタンを押します。ターゲット名を入力(ここではGTMUnitTestsと)します。

- GTMIPhoneUnitTest以下のソースファイル((.mで終わるファイル))と単体テストのと単体テストに必要なソースを「ソースをコンパイル」にドラッグし、
すべてのXIBファイルを「バインドリソースをコピー」にドラッグし、
必要なフレームワークを「バイナリをライブラリにリンク」にドラッグします。

- 最後にターゲットのGTMUnitTestsを右クリックで「追加」→「新規ビルドフェーズ」→「新規スクリプトを実行」を選択し、「シェルスクリプト」に以下の行を入力します。
#pre{{
"${SRCROOT}/GTMIPhoneUnitTest/RunIPhoneUnitTest.sh"
}}

- OCMock, OCHamcrestと一緒に使う場合には、外部リンクフラッグに-ObjC, -all_load, -lstdc++ を追加します

*** 使用例 [#pe25389a]
最初の単体テストとして、簡単な文字列のチェックを使います。

GTMTestCase.h
#pre{{
#import "GTMSenTestCase.h"

@interface MyGTMTestCase : GTMTestCase {

}

@end
}}


GTMTestCase.m
#pre{{
#import "MyGTMTestCase.h"
#define HC_SHORTHAND
#import <OCHamcrest/OCHamcrest.h>
#import <OCMock/OCMock.h>

@implementation MyGTMTestCase
- (void) testHello {
	assertThat(@"hello", is(@"hello"));
}

@end
}}

** GTMを使ったViewControllerの単体テスト [#b5f4c275]
準備が整ったので、ViewControllerの単体テストをします。((Carbon Five Communityの http://blog.carbonfive.com/2010/03/testing/testing-view-controllers を参考にしました))

[[iPhone/最初の一歩]]のCopyTextViewControllerをXIBファイルからロードして、ビューとボタンが正しくセットされているか確認します。

#pre{{
-(void) testViewBinding {
	CopyTextViewController *viewController =[[CopyTextViewController alloc] 
						 initWithNibName:@"CopyTextViewController" bundle:nil];
	[viewController loadView]; 
	assertThat(viewController.view, isNot(nilValue()));
	assertThat(viewController.copyButton, isNot(nilValue()));
}
}}

締めくくりに、デバッガでloadViewの後の、viewControllerの属性toLabelを確認しているスナップショットをお見せします。

&ref(ViewController_debug.png);

** コメント [#g1281538]
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