Arduino勉強会

2021/05/15からのアクセス回数 5254

jtag2updiで最新のATtiny202を使う

ATtiny13Aに代わる8ピンCPUのATtiny202(40円)をArduino IDEでスケッチを書き込めるようにjtag2updi搭載ブレッドボードを作ります。

jtag2updi_bbd.png

スケッチの書き込みには、1枚のブレッドボードに収まるArduino Nano(写真左)を使用しました。 右には、SOP8のピッチ変換変換基板(P-05154)に載せたATtiny202とLチカ用のLED,抵抗を接続しています。

Arduino Nanoのjtag2updi化

Arduino Nanoをjtag2updiの書き込み器にするには、以下のサイトからスケッチをダウンロードして、Arduino Nanoに書き込んでください。

Arduino NanoとATtiny202の接続は、上記サイトの以下の配線図を参考にしました。

                                            V_prog                 V_target
                                              +-+                     +-+
                                               |                       |
 +----------+          +---------------------+ |                       | +--------------------+
 | PC       |          | Programmer          +-+                       +-+  Target            |
 | avrdude  |          |                     |      +----------+         |                    |
 |       TX +----------+ RX              PD6 +------+   4k7    +---------+ UPDI               |
 |          |          |                     |      +----------+         |                    |
 |       RX +----------+ TX                  |                           |                    |
 |          |          |                     |                           |                    |
 |          |          |                     |                           |                    |
 |          |          |                     +--+                     +--+                    |
 +----------+          +---------------------+  |                     |  +--------------------+
             JTAGICE MkII                      +-+     UPDI          +-+
             Protocol                          GND     Protocol      GND

Arduino IDEの設定

Arduino IDEでjtag2updiを使うには、Arduinoメニュー「ツール」>「ボード:」>「ボードマネージャ...」を選択し、ボードマネージャ画面を開き、検索フィールドに「megaTinyCore」と入力するとmegaTinyCoreが検索されます。最新のバージョンを選択し、「インストール」ボタンを押下してください。

board_manager.png

スケッチの書き込み

例題からBlinkを開いて、ボードに「ATtiny412/402/212/202」を選択し、Chip or Board: 「ATtiney2020」を選択、Clockに「20 MHz internal」、書込装置に「jtag2updi」、シリアルポートにArduino Nanoのシリアルをセットして、アップロードを実行してください。

board_setting.png

ATtinyのポート番号

ATtiny2020のピンとArduinoの指定番号と機能を以下に示します。

ArduinoのLED_BUILTINは、3番ピンの1です。

PinDigitalAnalogFunction
1--VCC
20A6TXD
31A7RXD/LED_BUILTIN
42A1SDA/MOSI
53A2SCL/MISO
65A0SS
74A3SCK
8--GND

ピン配置の図を以下から引用します。

20210207173044.png

参考サイト

kosakalabは、古くからAVRの情報を発信されているサイトで、その情報も確かです。

日本語のデータシート

アプリケーションノート

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Last-modified: 2023-11-01 (水) 17:10:42 (176d)
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