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2014/03/21からのアクセス回数 864

ArtisocのHTTPサーバ機能(β版)の紹介

Artisocには、Pnutsで実装したHTTPサーバが含まれています。

Artisocのsetup.pnutsにバグがありました。以下のファイルと入れ替えて下さい。

簡単な例を使ってArtisoc HTTPサーバの使い方を紹介します。

Hello World

プログラムの基本は、Hello Worldと表示する例題からはじまります。

これをArtisoc HTTPサーバで行う例を最初に示します。

使用するモデルは、filep_HTTP_01.modelとPnutsスクリプト、filep_HTTP_01.pnutsです。

モデルでは、Univ_InitでHTTPサーバの処理を記述したPnutsスクリプトを実行します。

Univ_Init{
     ExecPnuts("p_HTTP_01.pnuts")
}

次に、p_HTTP_01.pnutsの内容を行番号付きで表示します。

  • 6-11行:HTTPの応答用ヘッダを変数headerにセットします。pnutsではアクセント記号`を使って複数行にまたがる文字列を扱うことができます。
  • 13-23行:HTMLの本体を変数bodyにセットします。
  • 25-29行:helloコールバック関数を定義
  • 32行:/helloというサービスを受けたときに処理するコールバックを登録します
  • 34行:HTTPサービススレッドを起動(fork)します
    1     /*
    2      * Hello World!
    3      */
    4    
    5     // HTTP応答ヘッダを定義
    6     header=`HTTP 1.0 200 OK
    7     Server: MAS Server 1.0
    8     Control-cache: noCache
    9     Content-type: text/html
   10    
   11     `
   12     // HTMLの本体を定義
   13     body=`
   14     <html>
   15         <head>
   16             <title>Artisoc HTTP Test</title>
   17         </head>
   18    
   19         <body>
   20             <h3>Hello World!</h3>
   21         </body>
   22     </html>
   23     `
   24     // コールバックを定義
   25     function hello(commands)
   26     {
   27          ::out.write(header.getBytes())
   28          ::out.write(body.getBytes())
   29     }
   30    
   31     // サービス /hello にそのコールバック関数helloを登録
   32     registService("/hello", hello)
   33     // HTTPサーバスレッドを起動
   34     child = fork(HttpServiceThread)

モデルを実行し、ブラウザーで以下のURLを入力します。Artisoc HTTPサーバのポートのデフォルトは、8080です。

http://localhost:8080/hello

ブラウザーに以下の様にHello World!が表示されます。

Browser_hello_world.png

テンプレートを使ったHello World

出力するHTMLをpnutsスクリプトに直接書くのはあまり便利ではありません。

次の例題 filep_HTTP_02.model では、Velocityテンプレートを使ってHTMLを出力します。 Pnutsスクリプト(fileP_HTTP_02.pnuts)は、以下の様にとても簡単になっています。 helloコールバック関数のcreateModelAndViewがポイントです。

// コールバックを定義
function hello(commands)
{
     return (createModelAndView("p_HTTP_02.vm", null))
}

// サービス /hello にそのコールバック関数helloを登録
registService("/hello", hello)
// HTTPサーバスレッドを起動
child = fork(HttpServiceThread)

Artisoc HTTPサーバでは、Spring Webサーバと同じようにコールバック関数が表示するHTMLのテンプレート(View) とテンプレートに表示する内容(Model)を返します。

上記の例では、Viewとして、p_HTTP_02.vmをセットし、Modelには、null(なし)ということをセットしています。

p_HTTP_02.vmには、表示するHTMLをそのまま記述します。*1 以下にfilep_HTTP_02.vmの内容を示します。*2

<html>
    <head>
        <title>Artisoc HTTP Test</title>
    </head>

    <body>
        <h3>Hello World again.</h3>
    </body>
</html>

先ほどと同様にブラウザーで表示すると、Hello World again.と出てきます。

Artisocの変数にHTMLをセット

これまでの例では、Artisocのモデルが登場してきませんが、3番目の方法はArtisocの変数にセットした HTMLをサーバから返す方法を紹介します。

例題 filep_HTTP_03.model では、Universeの直下にhtmlという名前の文字型の変数を定義してあります。

Univ_Initで以下の様にHTMLをセットします。

Univ_Init{
     Universe.html = "<html><body><h3>Hello World from Artisoc.</h3></body></html>"
     ExecPnuts("p_HTTP_03.pnuts")
}

Pnutsスクリプト(fileP_HTTP_03.pnuts)は、以下の様にします。

registHmltPage関数を使ってサービス/helloに対して返すHTMLを保持した変数のパス(Universe.html)を渡します。

// サービス /hello にそのコールバック関数helloを登録
registHtmlPage("/hello", "Universe.html")
// HTTPサーバスレッドを起動
child = fork(HttpServiceThread)

HTMLのフォームを使ってArtisocに値を渡す

HTTPサーバーでは、HTMLのフォームを使ってブラウザーから値をサーバに渡すことができます。 Artisoc HTTPサーバでも同様の処理ができます。

テンプレート(filep_HTTP_04.vm)は、HTMLの場合とほとんど同じです。

<html>
    <head>
        <title>HTTP Server Sample</title>
    </head>

    <body>
        <h3>Input user Value</h3>
        <form method="POST" ACTION="setUserInput">
        <table border="0">
            <tr>
                <th align="right">
                    userInput:
                </th>
                <td align="left">
                    <input type="text" name="userInput" value="$!model.userInput">
                </td>
            </tr>
            <tr>
                <td align="right">
                    <input type="submit" value="Submit" name="submit">
                </td>
                <td align="left">
                    <input type="reset" value="Cancel" name="reset">
                </td>
            </tr>
        </table>
        </form>
    </body>
</html>

ブラウザーで、以下のURLを入力すると以下の様になります。

http://localhost:8080/userInput

p_HTTP_04Brower.png

Artisocのモデルは、filep_HTTP_04.model には、userInput変数がセットされており、 出力設定で、Universe.userInput変数の値を表示するようにしています。

p_HTTP_04.png

それでは、スクリプト(fileP_HTTP_04.pnuts)を見てみましょう。

setuserInput関数では、引数のcommandsからuserInputの値を取り出し、 それをPnutsUtilのsetValue関数を使ってUniverse.userInput変数にセットしているだけです。 こんなに簡単にフォームのコールバックが作れるのもArtisoc HTTPサーバの特徴です。

function setuserInput(commands)
{
     PnutsUtil::setValue(engine, "Universe.userInput", commands.get("userInput"))
     return (createModelAndView("<html><body><h3>Done.</h3></body></html>", null))
}

// コールバックを定義
function userInput(commands)
{
     return (createModelAndView("p_HTTP_04.vm", null))
}

// サービス /userInput にそのコールバック関数userInputを登録
registService("/userInput", userInput)
registService("/setUserInput", setuserInput)
// HTTPサーバスレッドを起動
child = fork(HttpServiceThread)

ちょっとここらで、一息いれます。

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(Input image string)


*1 もちろんVelocityのテンプレートを書くこともできます
*2 HTMLそのものですね!

添付ファイル: filep_HTTP_04.png 257件 [詳細] filep_HTTP_04Brower.png 254件 [詳細] filep_HTTP_04.vm 263件 [詳細] fileP_HTTP_04.pnuts 212件 [詳細] filep_HTTP_04.model 216件 [詳細] fileP_HTTP_03.pnuts 215件 [詳細] filep_HTTP_03.model 216件 [詳細] filep_HTTP_02.vm 263件 [詳細] fileP_HTTP_02.pnuts 223件 [詳細] filep_HTTP_02.model 226件 [詳細] fileBrowser_hello_world.png 252件 [詳細] filep_HTTP_01.pnuts 226件 [詳細] filep_HTTP_01.model 215件 [詳細] filesetup.pnuts 224件 [詳細]

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Last-modified: 2014-03-21 (金) 23:42:44 (2062d)
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