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74シリーズの代わりに使う

安曇野電子から、アルテラCPLD MAX3000Aを使ったモジュール AZMMAX3000AT1RB が販売されています。クリスタルも付いていないボードですが、両端のコネクターに 上下にピンを付けると、ブレッドボードに納まり、74HCシリーズの代わりに使えると 思って試してみました。

AZMMAX3000AT1RB.png

テスト用のブレッドボード

ボードのテストのために、LED2個とタクトスイッチ2個をブレッドボードに付けて 負論理で動作するようにしました。 TerasicBlasterのケーブルは、赤の線が1番ピンになるように接続します。

MAX3000_bread.png

プロジェクトの作成

アルテラのQuartus II 13.0.1を使って、プログラミングしていきます。

LEDとスイッチのテスト

最初は、スイッチを押すとLEDが点灯する例題です。 *1

  • File→New Project Wizard…を選択、説明分を確認して次に進む
  • プロジェクトフォルダの指定、プロジェクト名は、swled、トップMAX2Ktopとする
  • File …を開いて、以下のMAX2Ktop.vを選択し、Addする
`default_nettype none

module MAX2Ktop(
     input       wire [1:0]     SW_N,     // Switch (active low)
     output     wire [1:0]     LED_N     // LED
);
    
  // internal signal (active high)    
     wire [1:0]     sw;
     wire [1:0]     led;
  // active level conversion to positive logic 
     assign LED_N     = ~led;
     assign sw          = ~SW_N;
  // core module instantiation or additional logic
  assign led = sw;    
endmodule    
  • Deviceの選択で、MAX3000Aを選択肢、EPM3064ATC44-10を選択する

th_Device.jpg

  • Processing→Start→Start Analysis & Synthesisを選択し、プロジェクトDBを作成する
  • Assignments→Pin Plannerを選択する 今回は、CN2-5, 7, 9, 11を使用し、ピンは、PIN_33, PIN_28, PIN_27, PIN_23をそれぞれ割り当てる。

th_Pin_Planner.jpg

  • Tool→Programmerを選択し、EPM3064AT44のProgram/Congiure, Verifyにチェックを付けて、Startボタンを押します この時、AZMMAX3000AT1RBにも電源を供給してください。

th_Programmer.jpg

これで、書き込みは完了です。タクトスイッチを押すとLEDが点灯することを確認して下さい。

回路図を使って設計する

今度は、回路図使って設計する方法を使ってみます。

  • File→New Project Wizard…を選択、説明分を確認して次に進む
  • プロジェクトフォルダの指定、プロジェクト名は、sw2led_shmとします
  • File …を開いて、newを選択し、Block Diagram/Schematic Fileを選んでOKを押します

New_menu.png

すぐに、save asでsw2led_shm.bdfと保存します。

今度は、回路図で右クリック、symbol…を選択し、

  • quartus/libraries/others/maxplus2の7400を挿入
  • quartus/libraries/primitives/pin/inputを2個挿入
  • quartus/libraries/primitives/pin/outputを2個挿入

Node Toolを使って以下のように結線します。

1st_schem.png

  • Processing→Start→Start Analysis & Synthesisを選択し、プロジェクトDBを作成する
  • Assignments→Pin Plannerを選択する HDLと同様にCN2-5, 7, 9, 11を使用し、ピンは、PIN_33, PIN_28, PIN_27, PIN_23をそれぞれ割り当てる。

割り当てたピンは、回路図にも表示される。

2nd_schem.png

  • Tool→Programmerを選択し、EPM3064AT44のProgram/Congiure, Verifyにチェックを付けて、Startボタンを押して書き込みます

これで、部品がなくても、MAX3000Aを使って実験ができます。

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*1 この例は、MAX2Ktopで負論理の信号を正に変換しています。

添付ファイル: fileth_Programmer.jpg 1274件 [詳細] fileth_Pin_Planner.jpg 1212件 [詳細] fileth_Device.jpg 1264件 [詳細] fileNew_menu.png 1266件 [詳細] fileMAX3000_bread.png 1301件 [詳細] fileAZMMAX3000AT1RB.png 1360件 [詳細] file2nd_schem.png 1223件 [詳細] file1st_schem.png 1217件 [詳細]

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Last-modified: 2022-11-01 (火) 20:11:22 (702d)
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