2016/03/20からのアクセス回数 4730 Ardublockとは †MITメディアラボで開発されたプログラム言語Scratchライクな開発環境を Arduinoでも使えるようにしたのが、Ardublockです。 以下の様にマウスでブロックを並べてプログラムを描くので、 小さなお子さんでも簡単にスケッチ (Arduinoではプログラムをこう呼びます) を描くことができます。 ワンコインArduino(lbedGemma)を組み立てる †小学生でも楽しめるようにワンコイン(500円程度)で体験できるArduino をブレッドボーで作ってみましょう。 ワンコインArduinoは、trinketloaderのブートローダーをしているため、個人で利用するのは問題ありませんが、このブートローダを商品に利用することはできませんので、ご注意ください Arduino勉強会/16-ワンコイン・マイコンlbedGemma ではじめて作ったワンコインArduinoから少し改良して、2つのタイプのワンコインArduinoを用意しました。
製作で注意する点は、USBミニコネクターにつながっている抵抗が75Ω(紫、緑、黒、金)で、 残り2本の抵抗が1kΩ(茶、黒、赤、金)です。LEDは長い線が抵抗と同じ列の穴に差してください。 マイコンは、●のくぼみ(赤の矩形で囲んだところ)がある場所が1番ピンで左下に位置するように差してください。 部品表 †すべての部品は、 秋月 から購入できます。以下は実験版の部品一覧です。
Arduino IDE †現時点(2016/03/20)での最新のArduino IDEは1.6.8ですが、 ワンコインArduinoが正常に動作すると確認されている1.6.4をインストールします。 Mac OSXのインストール方法 †以下のURLから1.6.4版のMAC OS Xをダウンロードしてください。 ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、Applicationフォルダにコピーしてください。 Windows XPのArduino IDEのインストール方法 †以下のURLから1.6.4版のWindows Installerをインストールしてください。 ダウンロードしたarduino-1.6.4-windows.exeを実行するとインストールが実行されます。 指示に従ってインストールしてください。 Usbtinyのドライバーのインストール方法 †Windowsの場合、Arduino IDEの他にUsbtinyのドライバーも合わせてインストールします。 usbtiny_signed_8.zipを解凍し、XPの場合installer_x86.exeを実行します。 64bitのCPUの場合には、installer_x64.exeを実行してください。 GemmaをWindowsに接続すると「新しいハードTrinketを検出しました」とでるので、 ドライバーの場所を解凍したディレクトリにセットして、インストールします。 Adafruit Gemmaのブートローダーの書き込み †Adafruit Gemmaのブートローダーの書き込みには、別のArduino(ここではArduino Pro Mini 5V版)を使います。 *2 別のArduinoとATtiny85との接続は、以下の様にします。
ATtiny85のピンの説明をデータシートから引用します。 Adafruit Gemmaのブートローダは、以下のURLで公開されていますので、これをArduinoに書き込みます。 シリアルモニターを開き9600 baudにセットし、以下のメッセージが出力されたら、「G」を入力します。 Trinket loader! Type 'G' or hit BUTTON for next chip 書き込みの途中で以下の様なメッセージが出力されます。 Starting Program Mode [OK] Reading signature:930B Searching for image... Found "blankfull.hex" for attiny85 Setting fuses Set Low Fuse to: F1 -> A000 Set High Fuse to: D5 -> A800 Set Ext Fuse to: 6 -> A400 Verifying fuses... Low Fuse: 0xF1 is 0xF1 High Fuse: 0xD5 is 0xD5 Ext Fuse: 0x6 is 0x6 Setting fuses Verifing flash... Flash verified correctly! Verifying fuses... Fuses verified correctly! *OK!* 勉強会に参加された方には、その場でATtiny85にブートローダーを書き込んでいただきます。 *3 Ardublockのインストール †本家のArdublockのサイトでは、ATtiny85用のArdublockが提供されていないため、 公開されているソースに追加し、ワンコインArduino用のArdublockを作成しました。 以下のリンクをクリックするか、Facebookの「工作プロジェクト」からダウンロードし、Arduinoのファイルが保存されているフォルダ(Mac OSXだと文書の下のArduinoフォルダ、Windowsだとマイドキュメントの下のArduinoフォルダ)のtoolsフォルダ*4に入れてください。
ArdublockでLチカを作ってみよう †Lチカというのは、LEDをチカチカさせることで、Arduinoやマイコンを使った電子工作で最初に作るプログラムです。 Arduino IDEの設定 †それでは、インストールが完了したArduino IDEを起動しましょう。Arduinoのアイコンをダブルクリックします。 以下の様なsetupとloopが定義されたスケッチが表示されます。 ツールメニューで以下の項目を設定します。
まずは、確認のために以下のスケッチをコピーして、ファイルメニューから名前を付けて保存を選択し、Gemma_Blinkとしてください。 int led = 1; void setup() { pinMode(led, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(led, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level) delay(1000); // wait for a second digitalWrite(led, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW delay(1000); // wait for a second } ワンコインArduinoのUSBケーブルをパソコンに接続すると赤のLEDが10秒間明るくなったり、暗くなったりします。 この間に、ファイルメニューから書込装置を使って書き込むを選択します。 成功すると「マイコンボードへの書き込みが完了しました。」と表示され、LEDが1秒間隔に点滅します。 Ardublockを開いてみる †Ardublockで作られたスケッチを保存するため、ファイルの「新規ファイル」を選択し、 ファイルメニューから「名前を付けて保存」を選択し、AruduBlock_Workの名前で保存します。 ツールメニューからArbuBlockを選択すると、以下の様な画面が表示されます。 左側に色んなツールが並び、画面中央(スケッチ画面)に「ずっと 実行」のパネルがあります。 「ピン」のツールをクリックし、「デジタルピン」をスケッチ画面にドラックします。 これを「ずっと 実行」の中に入れます。 次に「制御」から「delay MILLIS ミリ秒」を同様にスケッチ画面にドラッグします。 これを繰り返します。2回目のデジタルピンに値を設定の右下のHIGHをLOWに変更すると以下の様になります。 これでスケッチは完成です。「名前をつけて保存」ボタンを押してBlinkという名前で保存します。 スケッチを動かしてみる †ワンコインArduinoのUSBケーブルをパソコンに接続し、「Arduinoにアップロード」を押します。 ArduBlock_Workの画面にArduinoのスケッチが生成され、ワンコインArduinoに書き込まれ、LEDが点滅します。 試しに、「delay MILLIS ミリ秒」の1000の値を555に変えて、もう一度USBケーブルを接続し直して、 「Arduinoにアップロード」を押して見てください。点滅が速くなっています。 コメント †皆様のご意見、ご希望をお待ちしております。勉強会で分からなかったこと等、お気軽に問い合わせて下さい。 スパム防止に画像の文字列も入力してください。
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