2015/12/20からのアクセス回数 4342 trinketloaderのブートローダーを、個人で利用するのは問題ありませんが、このブートローダを商品に利用することはできませんので、ご注意ください lbedGemmaボード誕生 †8pinoに触発されて、ワンコインで作れるArduino(lbedGemma)を作ってみました。 *1 部品表 †すべての部品は、 秋月 から購入できます。
ブレッドボードで動作を確認 †8pinoの回路を参考に最初にブレッドボードでATtiny85を使ったGemmaを組み立てます。 USBとの接続部分は75Ωの抵抗、プルアップとLEDには1KΩの抵抗を使いました。 完成したブレッドボードは、以下のようになりました。 Adafruit Gemmaのブートローダの書き込み †Adafruit Gemmaのブートローダは、以下のURLで公開されています。 ブートローダの書き込みには、Arduino UNOが必要になります。 今回は、以前作ったArduino UNO(秋月のAE-ATmegaボード)を使用しました。 Arduino UnoのGNDと3.3Vには10μFの電解コンデンサーを差し、ATtiny85とは 以下の様に接続します。
ATtiny85のピンの説明をデータシートから引用します。 ブートローダ書き込み手順 †ダウンロードしたスケッチ(trinketloader)をArduino IDEで開き、Arduino UNOに書き込みます。 シリアルモニターを開き9600 baudにセットし、以下のメッセージが出力されたら、「G」を入力します。 Trinket loader! Type 'G' or hit BUTTON for next chip 書き込みの途中で以下の様なメッセージが出力されます。 Starting Program Mode [OK] Reading signature:930B Searching for image... Found "blankfull.hex" for attiny85 Setting fuses Set Low Fuse to: F1 -> A000 Set High Fuse to: D5 -> A800 Set Ext Fuse to: 6 -> A400 Verifying fuses... Low Fuse: 0xF1 is 0xF1 High Fuse: 0xD5 is 0xD5 Ext Fuse: 0x6 is 0x6 Setting fuses Verifing flash... Flash verified correctly! Verifying fuses... Fuses verified correctly! *OK!* ATtiny85をlbedGemma用のブレッドボードに戻し、USBケーブルを接続すると LEDが細かく点滅したら、ブートローダの書き込みが正常に行われています。 Arduino IDEでATtiny85が使かえるようにする †ハードの準備ができたので、次に開発環境を整えます。 Arduino 1.6から別のハードウェアの環境を簡単にインストールできるようになりました。 私は、1.6.4で動作を確認しています。 LED点滅(Blink)で動作確認 †定番のLチカ(Blink)で動作を確認してみましょう。 新しいスケッチを作成し、以下のスケッチをコピーしてください。 int led = 1; void setup() { pinMode(led, OUTPUT); } void loop() { digitalWrite(led, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level) delay(1000); // wait for a second digitalWrite(led, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW delay(1000); // wait for a second } 書き込みの前に、以下の設定にセットされていることを確認してください。 ボード:Adafruit Gemma 8MHz 書き込み装置:USBtinyISP lbedGemmaのUSBケーブルをPCにセットし、LEDが細かく点滅している間に、 Arduino IDEのファイル→マイコンボードに書き込むを選択してください。 LEDが1秒間隔で点滅したら成功です。 lbedGemmaボードの作成 †ブレッドボードでの動作が確認できましたので、ユニバーサル基板に組み立てましょう。 いつものようにテクノペンを使って配線をします。 これに、以下の順で部品を配置します。
完成したボードのは、以下のとおりです。 lbedGemmaを動かしてみる †ArduBlockを使う †Arduino勉強会/C1-ArduBlockをはじめようで紹介したArduBlockをlbedGemmaで動かしてみます。 ツール→ArduBlockを選択し、以下のスケッチを作成します。 スペース・インベーダーを表示 †次に8x88x8マトリックスLEDを使ってスペース・インベーダーのキャラクターを動かしてみましょう。 スケッチは、Ardafruitの以下のURLからダウンロードしてください。 ATtiny85と8x8マトリックスLEDは、以下の様に接続します。
ブレッドボードに8x8マトリックスLEDを載せたところ 実際に動いているところは、以下のURLを参照してください。 ワンコインArduinoと言えどもバカにできませんよ! Arduino IDEが1.6.3以下の場合 †Arduino Gemmaは、Arduino IDE 1.6.4以降からサポートされました。 Arduino IDEが1.6.3以下でAdafruit AVRを使用するために、以下の手順で環境をダウンロードしてください。
コメント †皆様のご意見、ご希望をお待ちしております。勉強会で分からなかったこと等、お気軽に問い合わせて下さい。 スパム防止に画像の文字列も入力してください。
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